今飲んでおきたい赤ワイン

 

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 今日のブログ記事はワインの回

 

 ワインというのは需要によって値段が上下するもので、良いワインほど後々値段が吊り上がっていきます。

 ”10年前は1000円で飲めたワインが今や数万円”なんて事も起こりうるわけなんですね。

 

 ということでちびセサミの独断と偏見で選ぶ「今飲んでおきたい赤ワイン5選」です。

 本来は夏なら白ワインですが、ちびセサミがあまり白を飲まないので今回は赤ですw

 白もそのうちご紹介したいと思います。

 

① シャトー・モン・ペラ・ルージュ(フランス・ボルドー

  価格:1900円~2500円くらい

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 王道過ぎますか?いえいえ、王道こそ基本。
 シャトー・モン・ペラは漫画「神の雫」で取り上げられて広く名前が知られるようになりました。

 使用している葡萄品種はメルローが主体でバランスが良く味わいの良いワインです。

 安ワインしか飲んだ事がない人が本格的なワインの味を知るのに丁度良い1本だと思います。

 ちびセサミはメルローが好きなのでセラーに常時ストックがあり、特にこれといった方向性が無いまま「とりあえずワイン飲むか」という時には個人的に”外れない”という意味でもこのワインを飲みます。

 昔の値段をはっきりと覚えている訳ではありませんが、徐々に高くなって来てる気がしますので今のうちに飲んでおきましょう。

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② カサーレヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ(イタリア・アブルッツォ)

  値段:1900円~2500円くらい

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 名前が長い?イタリアのワインなのでご勘弁を……

 ということでイタリアからファルネーゼ社のカサーレヴェッキオです、使用している葡萄品種はモンテプルチアーノ・ダブルッツォ”です。

 品種名のモンテプルチアーノはイタリアワインの産地として名高いトスカーナ州にある街の名前なのですが、アブルッツォはトスカーナから南へ下りローマを経由してアドリア海へ向かうと見えてきます。

 イタリアの風土に合っているのか、イタリアの多くの地域で栽培されている葡萄品種ですね。

 モン・ペラと同じくワイン初心者がワインの美味しさを知るのにとても良いワインだと思います。

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③ ヘス・シャーテイル・ランチス・カベルネ・ソーヴィニヨンアメリカ・ナパバレー)

  価格:1800円~2000円くらい(訳あり価格)

  通常:3500円~4000円くらい

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 3つ目は、ヘスコレクションの中からシャーテイルを選びました。

 アメリカワインの中では評価が高いナパバレーで生産されたワインで、使用している葡萄品種はカベルネ・ソーヴィニヨンが主体となります。

 シャーテイルはアメリカのステーキハウスなどでリスト入りしているワインなのですが、パンデミックの影響により卸先がなくなって安く輸入されてきています。

 ナパ産にしてはパワフルさが若干弱いもののバランスが良くて安定した味です。

 パンデミックが終わると値段も元に戻ってしまうと考えられるので今のうちに飲んでおきましょう。

 実はちびセサミも安くなってるのをチャンスとばかりに買い溜めしてますw

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④ ヘス・アローミ・カベルネ・ソーヴィニヨンアメリカ・ナパバレー)

  値段:4500円~5500円くらい

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 続いてもヘスコレクションからアローミですが、値段はシャーテイルと比べて少し高くなっています。

 このワインも使用している葡萄品種はカベルネ・ソーヴィニヨンが主体となります。

 ヘスコレクションはランクや使用葡萄品種ごとにいくつかのシリーズがあり、種類が多いのでヘスの下位ワインを飲んでみて気に入った方はランクや葡萄品種を変えるなど色々と試してみて下さい。

 ちびセサミもヘスコレクションはCostcoなどで見かけると「これ飲んだ事ないな、試してみよう」と買ってみたりしてます。

 最上位クラスとなれば値段も万を超えてきますのでご注意を!

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⑤ プリズナアメリカ・ナパバレー)

  値段:8000円~11000円

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 5つ目のワインです。

 ナパワインが続いてしまいますが、ヒカセンとしてこれを紹介しない訳にはいかないので選びました。

 皆さんご存じ”吉Pが愛飲しているワイン”ですが、アメリカのカルトワインの1つとしても知られています。

 あまり市場で扱っているのを見かけないワインなので、購入するなら輸入元であるピーロートさんで購入するのが良いかもしれません。3本まとめて購入すれば割引してくれます。

 プリズナーが使用している葡萄品種は”ジンファンデル(イタリアではプリミティーボ)”なのでまた味わいが変わりますが、ちびセサミはジンファンデルも好きです。

 お上品な高級ワインというより、パワフルなイメージのワインで”これぞナパワイン”といった感じですね。

 少々お値段が張るワインなので、ワインを飲み慣れていないうちに飲んでしまうとその真価が分からなくて「よく分からないけど高級ワインってこんな味なんだ?」で終わってしまって勿体ないかもしれません。

 それでも吉Pとサシ呑みしてる感覚は味わえるので飲む価値はあるかもしれませんが…

 出来るなら先に紹介したワインなど何本か飲んでワイン舌が肥えた状態で飲むとその素晴らしさをより感じる事が出来るかと思います。

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 ワインというのは最も古くから、そして最も飲まれているアルコール飲料なので葡萄品種も豊富にあり、アッサンブラージュ(配合)はほぼ無限に存在し、ワインの種類はとてつもない数があります。それこそ一生をかけても全てのワインには出会えないほどに…

 なので安くてあまり美味しくないワインも多々存在します。そういったワインは大衆居酒屋などの”ワインを楽しむというよりは酔えればいい”という場所で消費されたりしています。

 ですから、居酒屋でワインを飲んでみて「ワインは不味い」「ワインは合わない」と決めつけてしまうのは少々勿体ないかなと思います。

 そういった経験のある方は気が向いたらワイン好きの呑兵衛がお勧めするワインも試してみては如何でしょうか?もしかしたら新しい扉が開くかもしれません。

 

 そうしていくつかのワインを試していくうちに自分に合うワインが見つかり、好みをリカーショップの店員やソムリエに伝えられるようになればもうワイン通です。

 ”知ったかぶり””なんちゃって”ではないと個人的に思っています。

 

 例えばちびセサミが好みをソムリエに伝えるならメルロー主体の枯れた木や焚き火感があるワインがいいな、湿っぽいのはあんまりかなぁ」といった感じになります。

 注意して欲しいのですが、漫画やテレビで聞いた表現を理解しないまま使ってソムリエに伝えるのは危険です。目茶苦茶高いワインが出てくる可能性があります!

 ”花畑が見える”とか使うとロマネコンティが出てくるかもしれませんよ⁉(流石にそれは言い過ぎかも)

 「高いワインはまだちょっと…」という方は恥ずかしがらずに予算を伝えればそこは考えてくれますので伝えておきましょう。

 

 好みを伝える時に大切なのは自分がワインを飲んで感じた感覚をそのまま言葉にしてみる事です。

 ”感覚を言葉に”と聞くと難しく考えてしまいそうですが、最初は”酸味が強い”とか”渋みが強い”とか”アルコールが強い”といったごく普通の感覚から始めればいいのです。

 

 「私お酒弱いからアルコール弱めで、さっぱりしたいから酸味のある白ワインがいいな」

 「渋みの強すぎない赤ワインください」

 「今度は少し甘めな白ワインが飲みたいかも」

 「もう少しフルーティーな感じの赤ワインってありますか?」

どうですか?言ってることはアルコール度数・酸味・渋み・甘味・果実味だけなんですけど、それっぽく聞こえませんか?

 人に好みを伝えるにはこれで十分、下手に難しい言葉を使う必要はありません。

 ワインを多く飲んでいる人は、舌が成長して他の要素が感じられるので難しい表現を使ったり、複雑な味のワインを好むようになるのです。

 子供は甘いお菓子とかが好きだけど大人になるとアン肝をポン酢で食べたりするじゃないですか、そんな感じです。

 ワインを選ぶ側も、好みや気分を伝えてくれた方が選びやすいと思います。

 

 たまには趣向を変えて”普段苦手な感じのワインをあえてお勧めして貰う”のも知見が広がって面白いですし、面倒なら「ソムリエさんが好きなワインで〇〇円くらいのもの」でもいいです。

 そういった遊び心を持った注文をすると新しいワインに出会えて自分の知らなかった好みが見つかるかもしれません。

 そんな感じでワインが頼めるようになるとソムリエがいる店に行くのも怖くなくなります、というか楽しくなりますね。