白ちゃん解説動画裏話⑪ ~固定に参加する時の注意点~

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前回のあらすじ

 前回は動画の再生時間というものの概念についてお話ししました。

 自分がターゲットとしている層がどのような状況で動画を見てくれているのかを予測して、その状況に合った再生時間の動画を作ると良い。という内容でした。

 今回は話の内容を変えて固定に参加する時の注意点についてお話ししていきたいと思います。

 今回はかなり長い内容となるのでお時間のある時に御覧下さい!

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 そもそも”固定とはなんぞや?”という方の為に簡単に説明します。

 固定とは”固定パーティーの略で、毎回見知らぬ人とコンテンツファインダーやPT募集で組むのでなく、決まったメンバーでパーティーを組むことです。

 単に”固定”と使われた場合は文脈により意味合いが変化します。

 「固定組もうか?」とか「固定探してます」といった場合には固定パーティーそのものを意味しますし、「今日固定があるから」といった場合は固定パーティーによる攻略がある事を意味します。

 

 対義語として、コンテンツファインダーやPT募集などで集まったパーティーメンバーを”野良”と呼びます。

 「野良で行ったけどダメだった~」という内容であれば”コンテンツファインダー又はPT募集でメンバーを集めて攻略を目指したけど失敗した”ということになる訳です。

 他にも”半固定”などという言葉もあります。

 これは本来8人で攻略すべきコンテンツで”全員ではなく8人中〇人が固定パーティーを組んでいる”状態を表していたりします。

 この辺りの用語はこのブログを見に来てくれている方なら今更って感じですねw

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 さて、では本題の固定に参加する時の注意点です。

 固定パーティーは目的や時期、参加するジョブやプレイスキル、活動する曜日、装備分配など色々と細かな取り決めがあり、それを明文化して募集をかけています。

 なぜ細かく明文化しているのかと言えば”メンバー間のトラブル回避”の為です。

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 「そんな話は聞いてない」

 「そんな取り決めはなかった」

 こんな感じでメンバー間でトラブルが生じ”固定パーティーが上手く機能しなくなる”

 そういった経験を先人たちは何度もしてきました。

 そして過去にあったトラブルを繰り返さない為に決め事として明文化する様になり、細かな条件や注意点が記載されるようになった訳です。

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 固定に参加しようと思っている方は”募集に書かれている条件がクリアできているか”をしっかりと検討して下さい。

 「条件に合わないけどまあいいだろう」

と自分で決めつけて参加してしまうと、ほぼ、間違いなく、確実に、トラブルになります。

 条件に合わないけど参加したい場合は募集主にTellを飛ばすなりコメントに書くなりして相談しましょう。

 参加して良いかどうかは自分でなく”募集主や参加しているメンバー”に決定権があるのです。

 

 「条件に合わない固定や馴染めない固定に入ってしまったら抜ければいいだけでしょ?」

 そう考えてる方がいるかもしれません。

 とんでもない勘違いです!

 特に”早期攻略を目指している固定”にそんな勘違いを持ったまま参加して、いざ攻略が開始されてから抜けようとすると”トラブル”がおきます。

 「は⁉また募集かけろって言うの⁉その間何日攻略が遅れると思ってるんだよ!」

 「他の上手い奴なんてもう他の固定入ってるんだよ!」

 「お前が迷惑かけてるんだから代わりの人間連れて来いよ!」

 これくらいの事は言われるのを覚悟しておいて下さい。

 募集する側は、こうならない様に理解しやすく漏れのない様に募集文を書く必要があります。

 

 この辺りがFF14はギスギスしてる”とか”固定は怖い”とか言われる所以だと思いますが”ちびセサミはそうは思いません”

 何故なら

  ・早期攻略を目指している人たちは真剣にやっている

  ・募集文も細かく明記している

  ・そこに募集条件や自己評価を間違えた人が来る

これだけの要素があったなら怒るのも仕方のない事ではないでしょうか?

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 固定に参加するのが怖くなりましたか?でも固定にはメリットもあるんです。

 ”装備の確実な取得が見込める”とか”上手い固定に入ると野良組より早くクリアできる”というのもありますが、ちびセサミが思うメリットは別です。

 

 固定はメンバーが嚙み合うと、とても居心地の良いパーティーになります。

 

 少し話がそれますが、ちびセサミの固定パーティーのお話しをしましょう。

 蒼天のイシュガルドが開始された頃のことです。

 ちびセサミは休日が不定期だったり夜勤があったりと自分の状況に合う固定を探すのが難しい状態でした。

 そこで「そういう状況の社会人同士で固定を組もう」と思って、自分で固定を立ち上げました。

 そこから紆余曲折を経て色々な人が固定に来てくれ、そして去っていきました。

 中には先に書いたように条件に合わない人が応募して来たりしましたが、そこはお断りをしたり、途中で抜けて頂いたりと何とか高難易度を踏破し続けてきました。

 そうこうして最盛期には”とんでもないメンバー”で固定が構成されていました。

  ”サーバー1位のDPS””世界〇位のタンク”などです。

 はっきり言って何でうちの固定に来たのか理解できないレベルの人達で固定を組んでいました。

 ちょっと彼らが変わっていたところと言えば、その気になればランキングに名前を連ねる程上手いのに、あまり数字に囚われていなかった所ですかね。

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 そんな人達に囲まれてたら”ちびセサミは固定メンバーにキャリーして貰ってるだけだ”と悪口も書かれたりしますわ。

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 そんな凄い人達ですが、人間性はというと”とても良かった”んですね。

 暴言を吐くわけでもないし、お子様的な思考をしているわけでもないし、ミスして火力が出ない時でも「あ~、終わったわ~」とかぼやきつつも怒ったり腐ったりせずにそのまま続けてくれるし……

 勿論人間なので状況によって怒ったり問題が発生した時はありますけど、そういう時は他のメンバーがフォローしてくれて凄くイイ感じで固定が運営できていたんです。

 その上で最終決断はリーダーであるちびセサミに委ねてリーダーの決定には従う。

 そんな理想的な固定だったんです。

 問題にもならない問題といえば、世界〇位やサーバー1位がゴロゴロいたおかげでヒラは攻撃を頑張る必要がなくて…、というか頑張って攻撃してると「削りが早い、バフのリキャが戻らない…」とか言われるのでヒラは早々に手を止めるモードに入ったりしてましたw

 まあDPS陣が気持ちよく火力を出せるようにした方が固定としては良いので削りの早い遅いに関してはDPS任せにしてましたね。

 

 最盛期のちびセサミ固定はこんな感じでしたが、私にはとても居心地が良かったです。

 目標を追ったり都合があったりで固定を抜けるメンバーが出てきて固定は終わりましたが、終わってしまうのがとても残念でした。

 とは言え最良のメンバーだったからこそ彼・彼女らの意思を何よりも尊重してあげたいと思えましたし、今でも繋がりは持っています。

 メンバーも良い固定だったと思ってくれてるのか(どうか分かりませんが…)ちびセサミが「高難易度はちょっと休憩する」と宣言した後でも何だかんだ声をかけて高難易度に連れていってくれるのです。

 ちびセサミも元メンバーの招集だと居心地が良いのが分かってるのでついフラフラと行ってしまいますw

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 という事で固定に参加する事の怖さと居心地の良さ、両方が少しでも理解出来たでしょうか?

 では”悲しい思いをせず、居心地の良い固定に辿り着く”ためにはどうしたらよいでしょう?

 答えはシンプルだけど難しくて

   自己評価を適正にする

という事です。

 過大評価をすれば、分不相応な固定に参加して辛い思いをします。

 過少評価をすれば、物足りない固定に参加して欲求不満になります。

 

 ですから”自己評価を適正に行い、それに合う固定に参加する”のが自分にとって居心地の良い固定に近いものなのです。

 固定メンバーの人間性は入ってから分かるものなので事前に見極めるのは難しいですが、ロドスト日記やTwitterの文章などからある程度の人間性は読めると思います。

 参加できる日程や活動時間帯、装備条件などは数字としてはっきり見る事が出来るので、ここは変な妥協をせずに見ていけば問題ないと思います。

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 一番難しいのが自分の”プレイスキル”です。

 問題が起きる時はほとんどが”自己のプレイスキルを過大評価して分不相応な固定に参加してしまう”というものです。

 何故ならプレイスキルは数値で表すことができない上に複数の要因があるからです。

 例示すると

    ・火力の高低

    ・ギミック理解力や処理能力

    ・問題が起きた時の瞬間的な対応力

といったものが挙げられます。

 ちびセサミで言えば、火力は先にも話した通りあまり出していません。

 ギミックは長くやっているのもあって、種類によりますが初見で動けたりします。

 対応力に関しては固定メンバーから定評を受けていたので良いと思います。

 ちびセサミを評価すると”火力はあまり出さないけど、どんなギミックでもそれなりにこなせてパーティーが半壊した時や瀕死の被弾をした時の維持や立て直し力は高い”という事になります。

 つまり、ちびセサミというヒーラーをPTに入れるメリットは”ギミックミスや被弾、半壊はある程度持ち直すのでワイプせずに戦闘を継続させられる”といった感じです。

 これが有用か無用かはメンバー次第といった感じですね、ヒラに火力を求めない固定であれば練習密度が濃くなるのかもしれません。

 自己評価を大衆の目に晒すのは恥ずかしいことこの上ないのですが、自分で言い出した事なので仕方ないですね。

 

 このように自分というものが冷静に評価ができていれば、固定に参加する時に売り込み易くなると思います。

 売り込みが上手でない例をあげると、火力について言及された時に

  「頑張ります!」

  「努力します!」

と返事する事などです。

 メンバーからすると頑張っても努力しても固定が要求する火力に達する事が出来るかどうかの確証が持てませんよね。

 つまり、この言葉には裏付けや保障がないのです。

 

 他には

  ・過去零式を〇〇日で踏破した

  ・全ロールで経験済み

と言った売り文句も固定の種類によっては訝しげに思われてしまいます。

 過去の零式は緩和されてて装備ILも十分だし攻略法も出てる、でも今募集しているのは次に来る零式のメンバーなんです。

 緩和なんてされてないしILは不十分、攻略法はこれから、その状況でどの位の速度で攻略できるかが重要なのであまり参考にはならないんですね。

 全ロール対応できるのはカジュアルに挑戦する固定なら強みかもしれません、しかし上級者が集まる固定だとそれは売り文句にはならないんです。

 大抵の人が全ロールで踏破できる人なので……、やろうと思うか思わないかの違いだけなんですよ。

 しかも全ロール対応して欲しいとは思ってなくて、募集しているジョブのプロフェッショナル、そのジョブが他人より頭ひとつ抜けて上手い人を募集しているんです。

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 という訳で自己評価を適正にして自分を売り込むというのは難しいです。

 ”知人の中で一番上手い人に自分を遠慮なく分析して貰う”とかもありますけど、それも出来ない人はどうしたら良いでしょうか。

 これが正解というものはありませんが、ちびセサミとしては”最新の24人レイド”も自分のプレイスキルを図る一つの目安になると思っています。

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 最新の24人レイドには稀に”レジェンド称号持ちや絶武器のミラプリをした本職の人”が来たりします(絶武器をミラプリしたサブジョブの可能性もあるのでご注意を……)

 そういう人と一緒になった時に同ジョブだったら儲けもの”自分とその人との違い”を比べてみましょう。

 例えばDPSなら単体ボスの時のヘイトリスト、”ヘイトリスト≠火力”という事は重々承知ですが”単体ボスなら条件は同じ”ですよね?

 であれば、その人と自分のヘイト順位がこまごまと入れ替わる状態であれば同程度の火力が出ているという目安になります、繰り返して言いますが、ヘイト≠火力なのであくまでも目安です。

 ヒーラーなら回復のタイミングや攻撃の頻度を比べてみましょう。

 「あのレジェンド白、グレアしか撃ってないんだけど!」

 というそこの貴方、ちょっと待って下さい。

 もしかしてHPがちょっとでも減ったら何でもかんでも回復していませんか?

 そうだったとしたら、そのレジェンド白さんは「相方がすぐ回復するから必要ないな」と判断して回復していないだけではありませんか?

 ちびセサミにはそんな経験あります。

 僅かでもHPが減ったら(Hotが残っていても)回復を入れてフルに戻す白さんが相方だったので必要がなくてずっとグレアをしていた経験が……

 

 同ジョブじゃなくても同ロールなら動きが参考になります。

 ギミックの避け方や移動のルート取りを比べてみて自分は無駄な動きをしていませんか?

 同ジョブが同じパーティーになる機会というのはあまりありませんが、24人レイドは比較的そうなりやすいです。

 そこで上級者と同パーティーになったら上級者と自分の動きを比較できるチャンスなのです。

 中には「24人レイドくらいは肩の力を抜いてやりたい」と本来の力を出していない場合もありますが、肩の力を抜いていてもそれなりの上手さを見せます。

 

 自分で自己評価できない、評価してくれる人がいないのであれば、そういった色々な状況を使って相対的に判断していく事になりますが、全く自分というのもが見えてないよりは良いはずです。

 比較対象は間違えない様に注意して下さい、言葉は悪いですが下手な人を比較対象にしても自分が上手いという事にはなりません。

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 というわけで固定参加する時は自己評価を適正にしてそれに合う固定に入ろう。というお話しでした。

 記事が長くなりすぎてしまったので本日はこの辺で……

 

 次回の白ちゃん解説動画裏話の内容は未定です、何か要望があればそれを書こうかと思います。