前回のあらすじ
前回はちびセサミが投稿していた分野のジョブ別解説動画を出す事について書きました。
ギミック解説動画はハードルが高い、ジョブ別解説動画はニッチな需要すぎる、という事で今回は最も飛躍できる可能性のあるカジュアル向けの動画投稿について書いていきたいと思います。
カジュアル向けの動画投稿が最も飛躍できる可能性があると明言しましたが、その理由は”ターゲットとする層の人口”にあります。
自分が高難易度コンテンツをプレイしていると周りも同じ様なプレイヤーで固まるので気づきにくいのですが、”高難易度コンテンツまで遊んでいるプレイヤーというのは少数派”となります。
つまり高難易度コンテンツ向けの動画というのは少数派のプレイヤーで再生数や登録者数を稼ぐモデルとなるのです。
反対にカジュアル向け動画というのはFF14全プレイヤーや、まだFF14をプレイしていない人がどんなゲームか知るのに検索する動画にも対応できるので、ターゲット層は高難易度向けと比較にならないレベルで存在します。
例えるなら高難易度向けは国内のみ、カジュアル向けは全世界対応といった感じでしょうか。
そして動画の題材としても
・金策
・アイテム整理
・IDの紹介
・装備の紹介
等々”FF14の全コンテンツが題材の対象”となるため沢山の動画を製作する事ができます。
高難易度コンテンツ向けだとどうしても間が空いてしまい、その間の再生回数や登録者の獲得に四苦八苦する面がありますが、カジュアル向けはそういったナギ節と呼ばれる時期にも様々な需要ある動画を作り上げて常に平常運転をすることが可能なのです。
動画勢として一躍名を上げたいのならカジュアル向けの動画を作るべきなのです!
その効果は”じごちゃんねる”を初めとするカジュアル向けの動画勢を確認すれば良く分かります。
※注 じごちゃんねるのじごたんは絶コンテンツもクリアしている現役の高難易度プレイヤーです、チャンネルのターゲットとしている層がカジュアル向けという事です。
YouTube登録から3年で登録者数3万越え
総再生回数は260万回越え
と、伸び率はかなり良い状態です。
「でも動画勢トップのはるうららは解説系じゃん」
と言われる方もいるかもしれませんが、あの人は別枠です。
初期から解説動画をやっていたということもあり、過去の公式放送中に名前を呼ばれて、それまではるうららを知らなかったヒカセンにも広まったという経緯もあります。
吉Pはそこで個人名を出した事が特定のプレイヤーへの贔屓になると認識したのか、その後はそれなりに有名な動画勢が出て来ても個人名を出す事には(吉Pは高難易度の処理法について話す時も「なんとか式」などと言葉を濁してプレイヤーの個人名を言わないように)気を使っています。
例外として運営として募集をしたものについては応募者の名前を呼んでいたりする事はありますが…
とはいえサブチャンネルやゲストの方の発言を制限するのは放送として面白味が無くなくなってしまうのでプレイヤーの名前がふと呼ばれたりすることもありますし、名前を呼ばれた方はゲストや開発陣の耳に届くほどに努力された成果なのでそこは”おめでとうございます”と称賛してあげましょう。
もちろん公式放送で名前が呼ばれたら飛躍的に伸びるというものではなく、苦労をして動画製作を続けていたり、エンタメ性を追求しているご本人の努力も相当なものなので、おいそれと真似をするのは難しいです。
後から始めた人は"ワンチャン放送中に名前を呼んでくれるかも”という可能性にかけてキツいフィールドで勝負を挑むより、放送で名前が呼ばれなくても飛躍できるフィールドを選んだ方が得だと思うのです。(動画勢は数多いますが放送中に名前を呼ばれない方の方が圧倒的に多いですし)
という事でカジュアル向けの動画勢として、じごたんの”じごちゃんねる”を例にお話ししていきます。
ちびセサミは運営ではないので絡みのあった人を贔屓します、当然です。
現在じごちゃんねるで最も再生されている動画はこちら
FF14プレイヤー向けではなくFF14を始めようとしている方向けの動画ですね。
その再生回数はなんと
49万8813回!!!
驚きの数字ですね、解説動画だとはるうららレベルです、運営に名前呼ばれてないのに!(失礼)
そしてこの動画の素晴らしい点は、”じごたんの動画を見てFF14を始めた人はその後もじごたんの動画を見に来てくれる可能性が高い”という点です。
つまり、現プレイヤーを対象として登録者数や再生数を稼ぐのではなく、まだヒカセンでない人も取り込むことができる動画なのです。
狙ってやってたら相当切れる人ですし、狙ってやってなかったらそれはそれで恐ろしい人です。
ただし、誰でもゲームの紹介動画を出せば50万近い再生回数が出せるかと言えばそうではありません。
紹介するセンス・素材を集める労力・編集で魅せる力のどれもが素晴らしい事が条件となります。
動画製作をやった人がこの紹介動画を見たらどう思うか、同じく動画製作をやった経験を持つちびセサミが代弁しましょう。
「うわ!めんどくせ~、やりたくね~」
です。
それくらい多大な労力がかかっていることが動画を見て分かります。
センスも良いのでちびセサミには真似できる自信もありません。
でも50万近い再生数行ったなら次もやりますよね、じごたん?
そんなじごちゃんねるですが、個人的に注目しているセンスある動画が最近アップロードされました。
”じごちゃんねるラジオ”です。
正直これを見た時は「やられた!」と思いました、それくらい可能性を秘めています。
粗削りで改善する余地もありますが、カジュアル向け動画を製作してきたじごたんとしてこれ以上のものは無い、と言えるレベルですばらしい題材です。
「ちびセサミ、じごたん好きすぎだろw」
という声が聞こえてきそうですが好きですよ、センスあるから!
話を戻して、このラジオの何が素晴らしいかと言うと、視聴者の質問に答える事で視聴やコメントなどの参加意欲を掻き立てる事ができるのです。
しかも1人でやる事にマンネリがきたら、絡みのある有名プレイヤーをゲストに招いて対談する事でゲストのファンも自分の視聴者として取り込むことができるのです。
これってかなり優秀なモデルケースなんじゃないかな。
という事で、カジュアル向けの動画について再生回数を伸ばすには
・エンタメ性
・コミュニケーション能力
・参加意欲を沸かせる
・センス
といった要素があれば大きく飛躍する可能性を秘めているという事です。
高難易度向けの動画の様にリアル都合に左右される事なく、己のセンスと技術でいくらでも飛躍する可能性を秘めているので自信があれば参入は比較的容易です。
その代わりギミック解説動画と同じく群雄割拠している激戦区です。
という事で3回に渡って3種類の動画についての記事を書いてきました。
・ギミック解説動画
・ジョブ別解説動画
・カジュアル向け解説動画
新たに動画勢として挑戦してみたいと考えている方はそれぞれの種類の違いを認識したうえでチャレンジしてみて貰いたいと思います。
大きく名前を上げたい人はギミック解説動画かカジュアル向け動画、参入しやすくそこそこ名前を上げたい人はジョブ別解説動画、といった感じでしょうか。
最後に、どの種類の動画においても言えることですが
・労力を惜しまず
・伸びなくても腐らず
・長く続ける事
が大切です。
「ダルイな~」と思って手を抜いた動画は再生回数に明確に反映されます(体験談)
なので、やるからには自分の全力をもって動画を作っていきましょう、体力が追い付かなくなったら潔く動画勢を引退しましょうw
次回は「(動画制作者の)コラボについて」書いていきます。